3、伊勢神トンネルの肝試し(当時学生 愛知県 25歳 武蔵丸様)
当時、私は中学生でした。
中学2年生になると野外学習と言って、キャンプ場がある合宿場で2泊3日するのが私たちの中学校では伝統でした。
私はもともとスピリチュアルな事に関してあまり信じる方ではありませんでした。
しかし、その体験をしてからというもの、人に見えないものが見えていたりということが増えたのです。
キャンプ初日、私たちは地元で心霊スポットとして有名な伊勢神トンネルを散歩して歩くというところから始まりました。
なんだかひんやりとしていてとても不気味な印象でしたが、その時は何事もなく通り終えることができました。
それから何事もなく、キャンプ生活を過ごしていたのですが、2日目の夜、肝試しの行事がありました。
肝試しの内容は、それぞれのクラスのクラス委員長の子たちが幽霊役をして、みんなを驚かすというものでした。
私は割と冷静であったため、怖いものの淡々と、一緒にいた子たちと歩いて回っていました。
ある区画に行くと、白い着物を着ている女性の幽霊役の子が立っていました。一緒にいた友達に「あれどこのクラスの子だろうね。」なんて呑気なことを言っていました。
すると友達は、「え?誰もいないんだけど。」というのです。
その瞬間、その場にいた友達も私も、急に青ざめて、後ろを振り返らずその場を後にしました。
あとからクラス委員長に聞いてもやはり誰もそこには配置していなかったようです。
皆さん、見えないものが見えてしまうかもしれないので、肝試しはあまりしないことをお勧めします。
4、連れていかれる友(会社員 神奈川県 42歳 KENTA様)
私が旭川に出張でいってた時の話ですが、当時30歳でしたまだ、遊びも楽しく周りの同僚とはいたずらしたり忙しい日々を過ごしていました。
出張で訪れていた旭川でラーメンを食べ旅館に帰ろうとしたら一人が古潭(こたん)行こうぜと言いました、古潭とは?と聞くと神居古潭だといいます。
私たちはどこだかわからず、何があるんだ?と聞くと公園だと答えました。
へー公園ねー
すると同僚が心霊スポットだといいだしたので私は行かないといい帰りました。
旅館に帰り一杯かけて旅館の方に古潭の事を聞くと(古潭はふざけていくところじゃないよ)と私は言われ何故かと聞くと(大体ふざけていった人は何かしら起きる)
私からすると全てが怖いと思いながら聞いてました。
その夜同僚は中々帰ってこないので私は先に寝ることにしました。
夢でしょう夢の中で同僚が何か叫んでます全然聞き取れず(え?なんだって?)の繰り返し、だんだん彼は近くに近づいてくるが声は遠くに遠ざかっていく何か様子がおかしいなと、思った瞬間です(助けて)と一言…
私は目が覚め(あー夢か)とトイレに行き部屋に戻ると(そういえば帰ってきてないな?)なんて思いながら、また寝ました
翌朝、彼は還っておらず携帯に連絡するも電波がありません、さて?
そのうち来るだろうと会社に出勤。
何やら会社にお巡りさんがいて(何かありましたか?)と聞くと同僚の彼が展示の電車内で死んでいたそうです。
私は驚きました自殺するような奴ではないので(何か事件に巻き込まれたんですか?)と聞くと…突然死です。
え?
結局死因は判明せず、(助けて)のアレは何だったんだろうと今でも思います。
私は怖いものが苦手で心の中で行かなくて良かったと今でも思います。
5、西洋館の不可解(自営業 茨城県 33歳 銀様)
茨城県は龍ヶ崎市にある心霊スポットの一つに『西洋館』と呼ばれる赤レンガで出来た建物があるのを知っていますか?
周囲を畑と沼地に囲まれた森の奥深くにあり、どうやら100年前から存在している建物だそうです。
なんでも、昔そこに住んでいた西洋人の方がワインを楽しんでいるところを、赤い血を飲んでいる鬼と思われたらしく殺されたと言われています。
実際はそんなことはなく、日本人の方がかつては住んでいたようです。
しかし、深夜に西洋館に向かう道中の畑や森、周囲が沼地に囲まれているという点が非常に不気味さを醸し出しています。
これは私の友人2名が体験した話ですが、一人は西洋館を少し遠めに見てみようと車で森の近くまで行きました。
心霊スポットとして有名な場所ということもあり、深夜の雰囲気もあってかビビってしまって車から降りずに立ち去ろうと思ったそうです。
ですが、車のエンジンが掛かりません。
何度かけなおしてみても、一向に掛かる気配がなく、彼は焦りと緊張からパニックになってしまいましたが、何とかエンジンが掛かってその場から立ち去りました。
もう一人も同じように深夜森の近くまで赴き、彼は実際に西洋館まで足を運んだそうです。
真っ暗な森の中にポツンと佇む廃墟と化した西洋館が現れましたが、外観はある程度綺麗に残っているものの、中は床も抜けて地面がむき出しになり、吹き曝しの状態でした。
深夜ということもあり、探索はそこそこに立ち去ろうと思い、車に乗ってエンジンを掛けます。
鋭い方なら予想が付きますが、最初の一人目と同じく、車のエンジンがかからなかったのです。
何度もかけなおしますが、同様にかからないエンジン。
一人目よりは肝の据わった彼でしたが、冷や汗をかきつつ何度かエンジン始動を試みます。
そのおかげか、何とかエンジンがかかり、彼もその場から急いで退避したのです。
過去に西洋館で何か事件があったという記録はなく、所有者も日本人のことから、西洋人の飲むワインが血だったなんてことはありませんが、立て続けのエンジントラブルは何かあるのではと疑ってしまいます。
今は龍ヶ崎市が管理をしているため、西洋館までのルートは立ち入り禁止になっていますが、一昔前は行くことが出来ました。
私有地の為なのか、はたまた本当に心霊スポットとして機能しており、危険なため立ち入り禁止なのか、今となっては不明ですが、霊的な力が働いて車のエンジンを止め、来訪者をその場にくぎ付けにしたように思えてなりません。