目次

患者と看護師や医師が病院で恐怖体験談を10選

 

本当に怖い患者さんと看護師さんが実際に病院で体験した怪談を10選ご紹介します。

 

※初めに注意事項をお読みください。
第一条:紹介している体験談を「無断引用」、「無断転載」は禁止しております。
第二条:体験談を読んで体調が悪くなったとしても当サイトでは一切責任は負いません。

 

1、勤務中の小さな子供の姿(看護師 福岡県 28歳 コードブルー様)

 

私が勤務していた大学病院は東多摩地区を前面カバーする規模の大きな病院です。

 

私は高度救命救急センターで勤務していました。高度救命救急センターには熱傷センターがあります。

 

病棟にはいる入り口が熱傷センターとなっており、そこから右にいくとICUという構造になっていました。

 

わたしも初めての経験だったので、いまでも鮮明に覚えています。

 

夜勤の時に休憩から帰ってくると、熱傷センターの小窓より、子供がこっちを見ているんです。

 

私は、恐怖や不安を感じることなく、今日休憩中に運ばれてきた患者なんだろうと思っていました。

 

夜勤明けてそのまま帰宅し、しばらくして、また夜勤の時に同じ子供がこっちを見ていました。

 

高度救命救急センターは、入院していても1週間しかいませんし、超急性期の状態を脱すると、別の専門ICUに搬送される仕組みになっています。

 

あれ?まだいるっと思い、夜勤が終わったときに、別のスタッフに、熱傷センターのあの子、まだ入院してるの?っと尋ねると、「何言ってんの?そんな小さい子入ってないよ」と言われて、背筋が凍りつきました。

 

それ以来、正面を向いて職場に入るのは避け、下を向いて職場に入るようにしました。

 

実際に見えないものが見えたときの恐怖は、文章では表現できないものがあります。

 

2、黒い人影(医療従事者 岐阜県 36歳 チー子様)

 

私は視能訓練士として田舎の総合病院で働いています。

 

本来なら視能訓練士は眼科の検査がメインの業務なのですが、慢性的に看護師不足のせいもあり、私の勤務する眼科では手術関係の業務もあり、残業で夜10時に職場をあとにすることもしばしばです。

 

その日は手術終了時間が21時を過ぎていました。

 

手術後は必ず器具を洗浄したり、手術室を清掃しないといけないため「今日は0時越えるかなあ」などと同僚と話しながら後片付けをしていました。

 

すると、手術を担当した自分の上司でもあるA医師から「Nさん、申し訳ないけどさっき手術した患者さんの様子見てきてくれないかな?」と言われました。

 

病棟に行けば夜勤の看護師さんがいるのに…と思いましたがA医師は「病棟の看護師さんが今日初めて一人立ちの夜勤らしくてね。

 

眼科のことがわからないから様子見とその判断基準を申し送りして欲しいんだ」と言い、仕方なく病棟へ向かうことに。

 

22時過ぎなのでもちろん病棟は消灯されナースステーション以外暗くなんとなく気味が悪かったです。

 

すると、ナースステーションから少し離れたところにあった個室の前に黒い人影が見えました。

 

「見廻りかな?」とそのときは思いました。

 

そしてその日、手術を終えた患者さんの様子を見て、看護師さんへ申し送りをするためにナースステーションへ向かいました。

 

するとまた、さっきの個室の前に人影が見えました。

 

「あれ?なんでまた?」と思いましたが私も早く帰宅したかったのでさっさとナースステーションへ向かいました。

 

申し送りが終わったあと、「さっき病室の前で誰かの人影見ましたけど、あれって見廻りですか?」と聞きました。

 

その話を聞いていた病棟の主任看護師さんが「え?あなた、人影見たの?もしかして〇号室の前?」と言われました。

 

「はい、そうですけど…」

「はぁ…また明日が大変になりそう」

と主任看護師さんがため息をつき、続けて私に 「今日は急いで帰ったほうがいい。出来たらお祓いにも行ったほうがいいよ」と言いました。

 

何が何だかわからないままその日は主任看護師さんに促されるまま、急いで帰宅しました。

 

そして翌朝。

 

私が人影を見た部屋の患者さんが病棟の非常階段から落ちて亡くなりました。

 

数年前にその部屋の患者さんが非常階段から落ちて亡くなり、それ以来、その人影が見えると非常階段や屋上から患者さんが落ちて亡くなる事故が何件もあったそうです。

 

黒い人影を見てしまったら心を病んでしまう、との噂があったらしく主任看護師さんが私にお祓いをすすめてきたということも知りました。

 

もちろん、病院で何件も転落事故が起きてはいけないため施錠はしっかりされていましたし、屋上も立ち入り出来ないようにしてあるはずなのに、転落事故が起きてしまうとのことでした。

 

私は怖くなり、地元で有名な神社でお祓いしてもらいました。

3、階段に座っていた20代の幽霊(看護師 福岡県 42歳 rejina様)

 

私がこの病院に勤務していた時の話です。

 

約10年?15年ぐらい前の話です。

 

私は昔から霊感があり、行きたくないなと思ったら場所で事故があったり、友人の引越し先が嫌な感じがすると、そこに昔住んでいた家族によくない事が起こっていたりなど、わかってしまう能力があります。

 

もちろんですが、実物も見える事がしばしばあります。

 

私は、小さな子供がいるので、日勤のみで夜勤はしていませんでした。

 

勤務先の病院には夜勤していたら嫌だろうな?と思う、廊下の角がありました。

 

日当たりがいいのに、なぜがそこだけ、空気が淀んでいる感じなのです。

 

病院には、様々な病気の方が手術したり、治療で入院されています。

 

お若い患者さんもいらっしゃいますが、多くの方はご高齢の方です。

 

そのうち、一定の割合で認知症の方がいます。

 

その方々のお世話をしていると、その私が嫌に思っている方をじっと見つめたり、手招きをするような仕草をするような方に出会いました。

 

当時は気にも留めていませんでした。

 

しかし、数年の間に、廊下の角が気になる認知症の方々が数名いらっしゃって、「認知症の方は幽霊が見えるのに、それを幻覚と言われる方がいるもんな」ということを聞いたのを思い出しました。

 

そんな、不思議な体験をしていました。

 

ある年、はっきりとしたご年齢の方で、霊感が強い患者さんが入院してきました。

私はこの方が苦手でした。私は直感で、この患者さんには私の心が透けて見えると感じたのです。

 

ある時、この患者さんから、「あなたも私と同じなんでしょう。」、「みたい訳じゃないのに、見えるのはきついね。」と言われました。

 

あ?やっぱり分かっていたんだなぁと思いました。

 

別の日に、「あの場所、嫌よね」と、その患者さんから例の廊下の角について話されました。

 

私は「はっきりは分からないけど、そんな場所だとは分かります。」と、答えました。

 

すると、その患者さんは、「高齢者の方々も見えてるみたい。夜になると、あの角から出たり入ったりしているからね。」と、教えて頂きました。

 

興味本位で色々尋ねると、あの廊下の角の壁から、あちらの世界とこちらの世界を行き来する幽霊が夜な夜な、うろうろしているとのことでした。

 

それを、認知症がある患者さんが見えて、怖がっていると。

 

その、霊感が強い患者さんは、他の看護師に言っても仕方がないから、霊感がある私にだけ話したそうです。

 

私も、この病院で、お一人だけ見ました。

 

例の廊下の角の近くの階段。帰りが遅くなってみると、階段に座っている、こちらの世界の方でない20歳代の幽霊がいました。

 

目は合いませんでした。

 

おそらく、ご自身は亡くなっていることに気がついてはいる感じがしました。

 

そして、例の廊下の角の壁を通って、やってきたのかなと思いました。

 

その幽霊をみて、恐怖を感じませんでしたが、何故か悲しくなって、その幽霊にお辞儀をして帰りました。

 

その幽霊も会釈したように感じました。

 

4、談話室の謎のメロディ(看護師 神奈川県横浜市 32歳 JIJI様)

 

病院には男女年代様々な方が入院しています。

 

そのため談話室(患者さんと家族の方が話すことが出来たり、共同のテレビがあるような場所)には本も雑誌から漫画、小説等様々な本があります。

 

私は整形外科で勤務していたので体を思うように動かせない患者さんから本を取ってきてと頼まれることもしばしばありました。

 

ナースステーションの横に談話室があります。

 

消灯前には物が無いか確認し、椅子やソファー等は整理整頓を行い消灯します。

 

私の経験はとある日の夜勤中のことでした。

 

その日の夜勤は珍しく落ち着いており静かな夜勤でした。

 

一緒に働いていたスタッフと談笑したりして勤務をしていました。

 

時間にすると2時くらいだったでしょうか。

 

はっきりと覚えています。

 

ある個室の患者さんが「眠れないから本を取ってきてほしい」と言ってきました。

 

私は言われた通りに本を取りに談話室へ向かいました。

 

談話室へ着き、本を探そうとするとソファーの上に本が落ちていました。

 

「消灯前に片づけたのになー。誰だよ。」なんてことを思ってその落ちていた本を片づけました。

 

患者さんから頼まれた本を取って患者さんに渡しナースステーションへ入ろうとしたとき談話室のあたりから何かのメロディーが聞こえてきました。

 

聞いたことのないようなメロディー。

 

でも音質は聞いたことがある。

 

その音のする方向に行きました。

 

やはり談話室から聞こえます。

 

そして音が鳴っていたものの正体が分かりました。本です。先ほど本棚に戻した本です。

 

幼児用の音が鳴る本が床に落ちていました。

 

先ほど戻したときは何も思わなかったのですが、よくよく考えたら私の勤務していた病棟に幼児や児童が入院することはないんです。

 

なのに幼児用の本が勝手に音を鳴らして床にありました。

 

その日以降、そのような経験はしません。

 

そしてその本も無くなっていました。どこにいったのか分かりません。

 

あれはなんだったのでしょうか。

 

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