7、実家の近くのトンネルの恐怖( 医療事務 高知県 22歳 マチカ様)

 

私の実家近くにはトンネルがあります。

 

車が通るトンネルとは別に、歩行者や自転車が通る専用のトンネルです。

 

音が反響し、昼間でもかなり不気味なトンネルで、学生時代は絶対にそのトンネルに近づきませんでした。

 

単純に不気味で怖くて、そのトンネルを避けるようにしていました。

 

しかし、社会人となり学生時代のような怖いという気持ちが薄まってきた頃、私はこのトンネルを初めて一人で通ることになりました。

 

理由はいまいち覚えていません。

 

これもちょっと怖いのですが、その日自分がどうしてあのトンネルを通ったのか分からないのです。

 

ただ覚えているのは仕事の残業だったことと、自転車に乗っていたことでした。

 

残業で遅くなった私はなぜかその日車ではなく自転車で、そのトンネルに差し掛かりました。

 

入る瞬間に独特に寒気みたいなものがしたんです。

 

このトンネルに入るときいつも肌寒さを感じていたので、それは霊的な何かというよりも実質に寒かったのかもしれません。

 

トンネルに入るまでは全く思わなかったけど、ワンワンという反響音が怖くて私は自転車を漕ぐ足を次第に速めてしまいました。

 

すると遠目にショートカットの女の子が歩いているのが見えました。

 

人がいることに安心した私は一時的に漕ぐ足を緩めたのですが、そこでハッと気づいたことがあったのです。

 

残業で遅くなった私の帰り道はすでに夜の10時を回っており、小学生が出歩く時間帯ではありません。

 

中高生の私でも怖がって一人で通らなかったトンネルを小学生くらいの女の子がこの時間帯に一人で歩いているのは異様でした。

 

私がトンネルの真ん中に差しかかったあたりに女の子の脇を通り過ぎることになりました。

 

ごくりと生唾を飲みこんで、その少女の隣を通過しました。

 

通過するとき、少女がこちらを振り向きそうになったので、私は自転車のスピードを急スピードにあげ通りすぎました。

 

そしたら、その瞬間何かが追いかけてくるような足音がダカダカダカと背後から鳴り響いたのです。

 

私を悲鳴をあげながら無我夢中で自転車を漕ぎ続けました。

 

トンネルを抜けるまでその足音は続き、生きた心地がしなかったです。

 

トンネルを抜けた瞬間、足音が急に止み、それがまた恐ろしく、私は家につくまで一度も振り向かずに自転車を漕ぎました。

 

いまだにあれが何だったのか…。

 

あれ以来、怖くてそのトンネルに近づけません。

 

8、キツネ顔の女性( パート 大分県 20歳 ゆう様)

 

不気味な女の人が出ることで有名なトンネルに面白半分で友達四人と軽トラックで行きました。

 

荷台には、霊感が強い友達と臆病な友達を乗せて行きました。

 

トンネルの中に入ったが、何もないまま出口近くにきてがっかり半分、安心半分でいました。

 

しかし、急に荷台に乗せた霊感の強い友達が急に大声で「早くスピード上げてここからでろ!」叫びました。

 

とりあえず、私の家に友達4人で戻って友達になぜ急に叫んだのかを聞くと顔が女性で身体がキツネの生き物が凄い勢いで追いかけてきたと言いました。

 

でも何もなくてよかったなと安心して、2人は帰り、1人は私の家に泊まりました。

 

就寝中に夢の中で私は、今日一緒に行った友達3人がキツネをいじめているのを輪から外れて見ていたら、そのキツネが女の人の顔になってこちらを見ていた夢を見ました。

 

この話を泊まっていた友達にしたら、友達も全く同じ夢を見ていたので、帰った2人にも確認してみると2人も全く同じ夢を見ていました。

 

ただ1人の霊感が強い友達の夢の中では、顔が女性でキツネの生き物が「次きたら、命はないと思え。二度と来るな」と言っていたそうです。

 

1週間くらい後に友達の1人が用事でトンネルの近くをバイクで通る機会がありました。

 

その近くを通った時、その友達は急に意識がなくなって川に落ちる大事故に遭いました。

 

バイクも修理できるレベルを超えるまで破損がひどいほどでした。

 

もし近くではなく、トンネルに何かの間違いで入ってしまっていたらその友人は命を落としたかもしれません。

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