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職場で本当に体験した怖い話ランキング10選

 

本当に職場で嫌でも実際に体験してしまった怖い話をランキング形式で10選ご紹介します。

 

不思議なことに読むだけで季節は関係なくても、寒気がして震えるほど自分が幽霊を見たような気分を経験することが可能です。

 

※初めに注意事項をお読みください。

第一条:紹介している体験談を「無断引用」、「無断転載」は禁止しております。

第二条:体験談を読んで体調が悪くなったとしても当サイトでは一切責任は負いません。

 

1、見えないお客の影(アトラクションスタッフ 東京都 40歳 シマシマアキラ様)

 

私が働いていたのは、都内某所にある屋内型テーマパーク。

 

そのテーマパークが入ったビルは、元々刑務所だったため、様々なモノがイル……と有名だった。

 

見える体質な私だが、残念ながら祓う力はなく、普段から数珠を携帯していたが、見えるときは容赦なく見える。

 

そのテーマパークでアトラクションのお姉さんをしていた私。和をモチーフとしたエリアで働いていたが、実際にお客様と思しき姿で出てくる霊もいた。

 

例えば、演出上お客様とは直接顔を合わせない、お客様の一部、スタッフの一部だけでアトラクションの説明をするような場所の担当をしていた時、お客様が見えたので普段のように説明をし、次のエリアへ移動してほしい旨を伝えたが、お客様の足(見えるのは足のみ)は一向に動かない。

 

ちょうど交代の時間になったので、次の時間の担当に引継ぎを行うと、

「あきらさん、誰もいないですよ?」

なんてことはしょっちゅうだった。

 

実害はないので、特に気にしていなかった私。

 

その日も閉園の時間を迎え、クローズの準備をしにエリアの一番奥へ向かった。

 

そのテーマパークでは、パーク閉園の際、各エリア担当がお客様が帰られるのをじっと待ち、時間になってもお帰りにならない方にだけ声掛けをするスタイルで運営している。

 

エリア一番奥のトイレの暖簾越しにお客様の足が見えていたので、お客様がこちらに来るまでじっと待つこと5分。

 

他のエリアがどんどんクローズしていき、遂に自分のエリアだけになった。

 

「すみません、運営。○○エリア、まだお客様がいらっしゃいます」

 

お客様に聞こえないようインカムに向かって小声で言うと、監視カメラが見える場所で待機している運営スタッフが返事をする。

 

『おい、あきら。それ、〇〇トイレだよな?』

「はい」

『お前の見えてるのは客じゃねえ!パーククローズ!』

 

各エリアスタッフのざわつきは半端じゃなかった。

 

それ以来、私がそのパークを退社するまで、一度もクローズ作業はさせてもらえなかった。

 

見える人は、日常的に見えるので、割とお客様と区別がつかないものなのだ。

 

もしかしたら何度かは、この世に既に存在しない方も相手にしていたかもしれない。

 

2、赤い着物を着た人形(介護士 神奈川県 32歳 けん様)

 

何年も前になるますが、介護士として働いていた時期がありました。

 

正直激務で、早番から夜勤と生活のリズムも滅茶苦茶でした。

 

特にキツイのは夜勤です。

 

日中はスタッフが誰かしら居て、何かあっても助けを求めればいいのです。

 

しかし夜勤ではそうはいきません。

 

1フロアに約50人ほどの高齢者が生活しており、1人で対処しないと行けないのです。

 

中には起き上がる事すら困難な方もいらっしゃいました。

 

仕事内容としては、お年寄りの生存確認やオムツの交換(人によってですが)をしています。

 

施設もお年寄りのプライベートを大切にと、一人一人小さな部屋があります。

 

見回りするときは入室して起こさない様に仕事を行います。

 

その日はいつものように、夜勤を始めて見回りとオムツ交換をしました。

 

夜間帯はオムツを2、3回交換するのですが、そういった方の大半がご自身では寝返りも打てないほどの高齢者です。

 

1回目オムツ交換でAさん(女性)の部屋に入りました。

 

その方は90歳のおばあさんで、ベッドから身動きひとつできないのです。

 

そして何より印象的なの部屋に日本人形がある事です。

 

赤い着物を着た少女の人形がガラスケースの中にあり、絶えず寝たきりのAさんを見ているのです。

 

自分はこの視線が苦手で、オムツを替えていると背後から見られているような居心地の悪さを感じていました。

 

そこでオムツ交換の時はケースごと壁の方を見るように動かして、2回目オムツ交換で元に戻していました。

 

いつものように人形の向きを替えてオムツ交換し退出。

 

4時頃に再度交換のため入室、2回目の交換をしていると、背後から視線を感じました。

 

人形が向き直っているのです。

 

それもケースの向きは移動した時のままで、中の人形とそれを立たせる台だけがこちらを向いていました。

 

Aさんは当然動かすことは出来ませんし、外で見回りをしていたのでこの部屋には誰も入ってはいません。

 

その日から人形には触れず、視線に耐えながらAさんの部屋に入るようにしました。

 

3、事故で亡きなった幽霊(正社員 埼玉県 28歳 PUmi様)

 

僕が研修で工場勤務していた時の恐怖体験です。

 

僕は東京都の某化学メーカーの営業に中途で入社し、同じように営業の仲間数人と静岡県掛川市の工場に住み込みで半年間の研修を受けました。

 

研修といってもそれぞれいくつかのペアに分かれて第1~第7まである工場を自主的にぷらぷら見学して、定期的にレポートを本社に送ればいいだけで楽なものです。

 

本社も工場も社員教育に人手や時間を割けないので持て余されている感じでした。

 

仲間と日替わりで第1~第7工場を見学し、ゴミ捨てや掃除程度の手伝いをし、現場の先輩社員と雑談をして寮に戻ってその日のことを面白おかしく振り返って会話する毎日です。

 

「第1工場の人たちはみんな優しいよな。」

「第5工場の課長は怖いからなるべく行きたくないわ。」

「あの人お笑いの〇〇に似てるよな。」そんな感じです。

 

その中で僕は個人的に第4工場だけなぜか空気感の違いを感じていました。

 

働いている社員の様子も、建物も普通なのですがどうも落ち着かない空気感があるのです。

 

言ってみれば社員全員が楽しく仕事している雰囲気を「演じている」感じ、目が笑ってない感じです。

 

初夏でエアコンの吹き出し口でもないのに涼しい隙間風を感じることもあります。

 

暑さとは違う冷や汗を感じることもありました。

 

さらにボーっと突っ立ている時に急に真後ろに気配を感じて振り返ると誰もいないこともありました。

 

僕が声をかけていないのに一緒にいた仲間が「呼んだ?」と聞いてきたことも。

 

ただ、具体的に問題があるわけでもないので他の工場と違い、第4工場について仲間に話すことはありませんでした。

 

しかしある時寮で仲間が切り出した話題で真相がわかりました。

 

「知ってる?ここの工場で昔死亡事故があったんだって。安全装置をオフにしたまま一人で点検していた機械に社員が巻き込まれて…。」

「それ聞いた聞いた。救出するのに2時間かかったって。」

「救出って?」

「回転体を逆回転させて…。」

「え!あの回転体?まだ使ってるの?」

「いいや、怖い怖い。もうやめて。」

 

僕が恐る恐る「それ第何工場?」と聞いてみると、予想通り「第4工場だよ。」と答えが返ってきて僕は全身の毛がぞわーっと逆立つのを感じました。

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