4、部屋に残る怨念(アルバイト 滋賀県 29 紗希様)

 

私が住んでいた地域は、一人暮らしの女性には少し危険な場所と言われているような場所でした。

 

しかし家賃が非常に安く、駅からも徒歩1分で行ける綺麗なマンションだったので迷わずに選びました。

 

噂通り、街は昼間でも少しどんよりしていて、歩いているのは男性ばかり。

 

家族連れや、若い女性はほとんど歩いていません。

 

そんなある日、引っ越して1週間経った頃…。

 

深夜に女性の泣き声が聞こえて目が覚めました。

 

苦しそうに泣いてるので、家の前で酔っ払って喧嘩でもしてるのかな?と思って確認しても、誰もいない。

 

その日はイヤホンをして寝ましたが、その女性の泣き声は次の日もその次の日も続きました。

 

さすがに寝れなくなりイライラした私は、朝一で管理会社に電話しました。

 

「隣の部屋か、上の階の女性が夜中に泣き喚くので注意してほしい」と。

 

すると管理人は「あー…」と言葉をつまらせ黙ってしまいました。

 

そして続けて「そこのマンションに女性は貴方しか住んでいない」と言われました。

 

でも、もしかすると隣人が女性を連れ込んでいるかもしれないので注意してほしいと言いました。

 

しかしその日の夜も女性の泣き声が治まらず、怒った私は隣近所に直接クレームを入れる事に。

 

ところが皆、眠い目をこすって玄関に出てきて、とても女性が泣いているような部屋は見つかりませんでした。

 

怖くなり、すぐに事故物件サイトを確認したところ…私の住んでいるマンションが事故物件として掲載されていました。

 

しかも、私の部屋で。翌日、慌てて不動産に行きました。

 

不動産に確認したところ、やはり私の住んでいた部屋で昔、恋人に殺害された女性が亡くなっていました。

 

不動産は事故物件を私に伝える義務があるにも関わらず、それを伝えてなかったのです。

 

特に体調が悪くなるといった症状は起きなかったので、何か起きる前にとすぐに引っ越しをしました。

 

あれっきり、女性の泣き声は聞いていません。

 

5、頻繁に起こる金縛りの意味(歯医者の助手 和歌山県 25 たくろう様)

 

当時不動産屋に前が墓地なので周辺に高い建物が立たないので、日当たりがよく今の状態を長く維持できるのでお勧めしますといわれて、周りの雰囲気もよかったので、その物件に住み始めた時の話です。

 

住み始めて1年、2年は何も起こらずに平和だったのですが、その後3年目くらいから金縛りに頻繁に会う様になり、だれかに乗っかかられるような体験を頻繁にするようになりました。

 

誰に相談することもできなかったので、しばらくそのまま住み続けていたのですが、苦しい時はいつも南無阿弥陀仏と唱えていました。

 

そうこうしているうちにその物件が、違うオーナーの手に渡り、建て替えの話がまとまり、立ち退きのため、退去せねばならなくなり、その時に一緒に住んでいた妹に初めてその経験を打ち明けたところ、妹も同じ経験をしていたと知りました。

 

お互い怖がらせてはおいけないと思い、だまっていたのですが、同じ経験をしていたことに非常にびっくりしただけでなく背筋が凍る思いをしました。

 

結局、立ち退き料を頂きそのマンションは出なければならなくなり、それ以降はその現象にも悩まされなくなり平和な日々を送っておりますが、いまだにあの時のことは忘れられません。

 

後から聞いた話ですが、その辺りはお寺があり、戦争中の話ですが、戦死した人の遺体を埋めて祀っていたということを知り、益々怖くなったことを覚えております。

 

その霊の影響もあるかも知れないと個人的には思っております。

 

6、首だけの女性(サービス業 大阪府 31 MMJ様)

 

20代の頃彼と同棲していた7階だてのマンションの7階に住んでいたときよく怖いことが起きました。

 

立地がよくなく、高速道路の入り口で道路が渦巻いておりその真ん中にマンションが立っていて、玄関から下を覗くと車がビュンビュン走る高速道路でした。

 

雨の日は道がスリップするので事故も多く、サイレンの音が聞こえよく心配になりました。

 

そんな家での恐怖体験です。

 

ある日料理を作っていて、ふと窓を見たときに窓の右上から、長い髪の女の人の首だけが振り子のように揺れ過ぎ去っていきました。

 

思わず叫び、包丁をまどにむけて振りかざしました。

 

最上階に住んでいたので人が見えるはずもなく、その青白い顔が頭から離れませんでした。

 

彼が帰ってきて話しましたが信じてもらえず。

 

キミが悪かったですが、その後は何も起こらず。

 

1ヶ月くらいたったある日お風呂に入ろうと思い、脱衣所へ。

 

脱衣所は外からも中からも鍵がかけられるタイプでした。

 

お風呂から出たときにいつも開けている脱衣所のドアが閉まっていました。

 

閉めてないのに、彼が帰ってきたのかな?と思いましたがそのまま服をきて髪を乾かしリビングに向かおうと、脱衣所のドアへ。

 

すると鍵がかかっていて、内側から開けることができません。

 

彼がイタズラしたのかと思い開けてと叫びましたが返事はなく、すぐ携帯で彼に電話しようと思ったらいつも脱衣所風呂場電波があり携帯が使えますがこの日は電波も入らず。

 

内側から鍵があけれず、外から誰かがしめたとしか考えられずひたすら恐怖に耐えました。

 

2時間くらいしたとき、カチャと鍵があきました。

 

誰かが開けたとしか思えません。

 

とにかく怖いので風呂場から、クイックルワイパーを持ち叫びながらリビングへ。

 

部屋中探しますが誰もおらず、まさかと思い窓をみるとまた長い髪の毛の女の人の首が振り子のように揺れていました。

 

叫び、クイックルワイパーをふりかざすと見えなくなりました。

 

このことがきっかけで、しばらくその女の人が見えたり不思議な体験をたくさんするのですが出産後霊が見えなくなりました。

 

あのときは、本当に怖い体験でした。

 

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