9、不気味な笑顔のおじさん(派遣社員 大阪府 28歳 羅奈様)

 

私がまだ小学生だった頃の話です。

 

当時私は和室で寝ていて(横を向いて寝ていました)、まだ起きる時間ではなかったのですが誰かに肩をトントン、と叩かれました。

 

いつも起きるまでモゾモゾしているので、その日も母が起こしにきたのかと思いいつものように「うーん」と言いながら仰向けに寝返りを打とうとすると金縛りにあい、誰かにこぶしで耳を何度も叩かれました。

 

(感覚的には、机にダン!とこぶしをおろす感じ)

 

あまりの怖さに目は開けられなかったのですが、畳の上で寝ている布団ごと激しくズルズルと引きずられる音と、外を走っている救急車のサイレンの音が聞こえていました。

 

気が付くと金縛りが解けており、恐る恐る目を開けましたが誰もおらず、布団の位置も全く変わっていませんでした。耳を殴られた痛みもありませんでした。

 

他にも修学旅行に行く日、ふとベランダに目を向けるとその振り向いた一瞬でカーテンのところに膝から下だけの足を見たり、お風呂に入っているとドアノブをガチャガチャと回され慌てて開けたけど誰もおらず、あの音なら絶対聞こえているはずなのに親に聞いても「そんな音聞こえなかったよ」と言われたり。

 

寝ていて目を開けると、部屋の隅に置いてある三面鏡の椅子に誰かが座っているのが目に入り、目を完全に開けてみると四角くて大きな輪郭でパジャマ姿でニコニコとしているおじいさんがいました。

 

固まっていると、姿は見えないけど老人のしわしわの手で手を持たれた感覚がありました。

 

実際に浮いていました。

 

しばらくその状態が続くと、そのおじいさんは足からスーッと消えていき、手も元の位置に戻っていたということも
ありました。

 

家の中でリモコンがなくなることもありました。

 

さっきなかったのに、次に見たらそこにある、という体験を母娘でしたこともありました。

 

10、呪われている開かずの部屋(管理職 東京都 31歳 吉田様)

 

5年前にそのマンションに引っ越しました。

 

五階建ての1LDKで、他の物件と比べても破格の家賃でした。

 

一応不動産屋の担当者に問い合わせてみましたが、過去に何かがあったというわけではなく、ただ部屋の空きが多いため大家が家賃を値下げしただけだと言うのです。

 

引っ越した初日に感じたのは日当たりの悪さでした。

 

内見したときには分からなかったのですが、廊下は北側で常に薄暗いうえに、部屋も近くにある高層マンションのせいで一日に陽が差すのは数時間でした。

 

不動産屋はその時間に内見させたのです。しかし、それは許容範囲でした。

 

もっとひどいのは雰囲気というのか、マンション全体に霧がかかったかのように空気がどんよりとしているのです。

 

隣人は40代くらいの女性で、空いた一部屋を挟んでいましたが、挨拶してもこちらを見ようともしない。

 

他の住人もすれちがってもまるで存在を認識していないかのように歩くのです。

 

私は上京して間もなかったので、東京の人は冷たいなという風にしか考えていませんでした。

 

三か月経ったころ、隣人が亡くなりました。

 

別居していた夫にナイフで刺されてしまったのです。

 

事件は深夜に起こったのですが、不思議なことに一部屋挟んでいたとしても、叫び声など一度も聞こえなかったのです。

 

夏の盛りでしたから、私の部屋の窓は開いていました。

 

「大島てる」にもこのマンションは事故物件認定されました。

 

ひと月経って、隣に親子が越してきました。

 

70代の母と40代の息子で、母の足が悪いために同居することになったといいます。

 

二人ともマンションの雰囲気に合わない優しい方で、廊下で挨拶を交わすこともありました。

 

半年経ったある日の夜、サイレンの音が聞こえて廊下に出ると隣部屋の息子が手錠を掛けられていました。

 

母を絞殺したのです。

 

言い争いの末に殺害してしまったとのことでしたが、そんな声は全く聞こえてきませんでした。

 

私はこのマンション全体が何かに取り憑かれているように感じていました。

 

二件の殺人だけが理由ではなく、住んでいる者だけが感じるものがあるのです。

 

私は引っ越すことにしました。

 

その夜、私は変な夢を見ました。

 

場所は私の部屋でした。

 

部屋の天井にできた赤いしみがどんどん広がって、しまいには血が雨のように部屋に降り注ぐのです。

 

幸い私は何の被害も受けませんでしたが、あのマンションに住み続けていたらどんな目に遭っていたか、考えたくもありません。

 

注意

※記事ご紹介している体験談を無断転載、無断引用したりする行為は禁止してます。

 

マンションは、色々な人が住んでおり過去に自殺したり事件が起こった部屋だったりすると、本当に怖い思いをすることになります。

 

斉藤多美子
マンションは色々な人が住んでいるので、怪奇現象が起きても不思議ではありません、他にも多くの人が幽霊を目撃している体験があるので機会がありましたらご紹介しますね♪

最後に

 

実際にマンションで体験してしまった幽霊に関する怖い話を10選お伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

 

見える人によっては本当に恐怖しかありませんが、今度は、霊感が無かった、あなたも部屋で幽霊を目撃するかもしれません。

 

オバケが出るのは場所は関係なく起こるので、あまりにも怪奇現象が収まることがない場合は、早めに部屋を引っ越した方が絶対に安全です。

 

斉藤多美子
あなたも、マンションでオバケを見るかもしれません♪

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