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山で体験者が経験してしまった怖い話ランキング10選
あなたも経験してしまうかもしれない洒落にならないほど、寒気がする山で実際に体験した幽霊の怖い話を人気ランキング10選をご紹介します。
第一条:紹介している体験談を「無断引用」、「無断転載」は禁止しております。
第二条:体験談を読んで体調が悪くなったとしても当サイトでは一切責任は負いません。
1、謎の集落(主婦 埼玉県 38歳 月中様)
あれは一人で奥多摩地方の山登りに行った時のことでした。
とてもマイナーな山で、平日なのもあり登山口には車もなく私一人のようでした。
静かな山を楽しみつつ進んでいると、細い登山道の横の茂みの奥に廃屋となった古い民家や納屋の跡がいくつか見えました。
畑の跡や井戸のような物も見えました。
こんな山奥に人が住んでいたんだ、と思いそのままその時は通り過ぎました。
道中も誰にも会わずでしたが道ははっきりしていて迷う事なく無事に登頂。
少しホッとして山中で休憩していると、突然ジリリリリリッと飛び上がるほど大きなベルのような音が鳴り響き、そして無音に。
周りを見渡すも音の出所は分からず、気味が悪くなり直ぐに下山を再開しました。
すると、行きにはなかったのに真新しい日本人形がなぜか登山道の隅に置いてありました。
怖いのにあまりに不思議で恐怖で泣きそうになり走りながら下山を続けました。
廃屋のあった所で何故か見なければいいのに建物の方を見ると、白い着物のようなものを着て白い神袋のような物を被った3、4人の人が廃屋の中でグルグルと両手を挙げ歩き回ってるじゃないですか。
無音の中、グルグル回り続ける人達。
声にならない悲鳴と、飛び出しそうな心臓。気づかれる前にとにかく離れないと!と後ろを振り返りつつ、何度も滑り、転びそうになりながらやっとの思いで気がついたら道路に出ていました。
それまで何も聞こえていなかったかのように途端に聞こえる鳥や虫の声。
あぁ、帰ってこれた、と感じました。
跡から調べたら、その廃屋のあった所は昔集落があったが、過酷な山中での生活のせいか、ひとり、またひとりと町に降りていき、そのうち廃れて何十年も前に誰もいなくなった、との事でした。
あの人達が何者で何をしていたかは不明です。
怖くてその山には二度と行っていません。
2、血を流した人(フリーター 新潟県 23歳 ツバメ様)
これは実際に山中で幽霊を見たと言う話ではありませんが、山で私が『あること』をしてしまったために山から幽霊が憑いてしまった話です。
私は友達と埼玉方面へ車で遊びに行きました。運転を交代しながら夜中に埼玉県内の山中を走っていました。
友達は仮眠と言って少し寝ることにし、私は運転をしながら山道を走っていました。
すると、道の脇にそっと献花が添えられていました。
もちろん車は走っていたので通り過ぎ際に『ここで誰かが亡くなったんだなぁ。可哀想。』ぐらいにしか思いませんでした。
しかしそう思ったことにより、その後新潟に帰ってから恐怖の体験をすることになります。
友達にかなり霊感が強い子がいたのですが、私もたまに感じるので2人でオカルトや怖い話をするのが好きでした。
新潟に帰ってすぐその子と遊ぶことになり楽しみにしていたのですが、合った瞬間に変な顔をされました。
『つばめ(私の名前)、最近何かあった?』
その友達は会うとすぐそう聞いてきました。
何でかと聞き返すと『横に頭から血が出てて体がおかしい?人がいる』と言われました。
その時は身に覚えがまったく無かったので何言ってるんだぐらいに思っていましたが、その子曰くそのままにしていると自分も巻き込まれて事故やよくないことが起こるとのことでした。
一気に怖くなり、その子にお願いして簡単でいいのでその場でお祓いをしてもらいました。
確かに、埼玉から帰ってきてからなかなか疲れがとれないなと感じていましたが人が憑いてるとは思いませんでした。
何か思い当たることないか?と聞かれ、私はその時に全くその節がなかったので『ない』と答えました。
しかしその後日、電話で献花が添えられた道を通った事を話したところ『あー…通ったときに何か思った?』と聞かれました。私は思ったままに誰かが亡くなったんだな可哀想にと伝えました。
すると友達は、『それが良くなかったかもね。悲しいとか可哀想とか思っちゃうとその人のところについてきちゃうんだよ』と言ってきました。人でなくても、動物でもそうらしいです。
その後、特に何か大きな事故や良くなかったことはありませんでしたがこの出来事をきっかけに『可哀想』と思うのをやめました。
3、玄関を叩く音(会社員 東京都八王子市 32歳 NN様)
夏に男仲間4人でコテージを借りてキャンプをしました。
暗くなる前に半ご飯の準備をしました。バーベキューをしながらカレーを作りました。
全員バイクだったのでコンビニまで何度か買い出しに行きました。
バーベキューが終わった頃には周囲もすっかり暗くなり、後片付けをした後で全員コテージに入りました。
飲んでいるうちにお酒とおつまみが足りなくなりました。
仲間内で1人だけ飲めない人がいたので、その人に買い出しをお願いしました。
暗い中1人でコンビニまで行くので気をつけて、とみんなでコテージの玄関で見送りました。
しばらくしてバイクの音が近づいてきました。帰ってきたのかと思いみんなで出迎えました。
しかし、バイクのエンジン音だけが大きく聞こえるだけで全然姿が見えません。
虫も入るので外で待っているのはやめようと考え、コテージの中で待つことにしました。
しばらくして形相を変えてコテージに飛び込んできました。
買い物に行った彼はコンビニで買ったものは何も持っていませんでした。
みんなは「えっ、なんで何も持っていないの?」と聞きました。
彼は「バイクに置いてあるよ!」と言い、コテージの奥に行きました。
コテージにいた1人がバイクに置いてある買い物袋を取りに行こうと玄関を出ようとすると、買い物に行った彼が「出るな!」と言いました。
続けて「なんかがついてきたんだよ」と言いました。
事態が良くわからなかったので詳しく話を聞いてみると、帰り道で突然バイクが進まなくなったそうです。
何か自分以外に乗っているということは感覚的にわかったそうですが、恐怖のあまり後ろを振り返れなかったそうです。
エンジン全開でもノロノロとしか進まず、必死の思いで帰ってきたそうです。
その話を聞いて間もなく、玄関をノックする音が聞こえてきました。
全員「えっ!?」という反応で出たほうがいいのかな?と話し合っているのも束の間、今度は玄関が激しく叩かれました。
1人ではなく数人で叩いているようでした。
夜は10時を廻っています。
ましてやキャンプ場のコテージで一体誰だったのでしょう。
結局誰も出ず1時間ほどで落ち着きました。
正体がわからない恐怖からその夜一睡もできず夜が明けて日が昇ってきた4時頃、ようやく外を確認することができました。
そこには倒れたバイクと昨日コンビニで買ったお酒が残されていました。
一体なんだったのか。
正体がわからない恐怖体験でした。