10、不思議の男性の姿(調理師 鹿児島県 52歳 桜島様)
この話は、私がまだ20代でバイクツーリングと写真が好きで風景写真が撮りたくてオフロードバイクで山の頂上までキャンプに行きました。
季節は3月で朝晩は冷え込みがありました。
星空はとてもきれいで良い写真が撮れ、明日は草花を撮ろうかと思案しながらテントの中で。眠りにつきました。
テントの外が何やらうるさく時計を見れば夜中1時頃、テントの外でガサッガサッと音がするので私はまた野良犬とか来たのかと思いしばらく無視していました。
しかしその音は次第に近くなっていることに気づきました。不審に思うも目をつぶって寝ようとしました。
だんだん大きくなる音に、気になってテントの外にでました。
辺りを見回すと遠くにリュックを担い男性が歩いるのが見えます。
時計を見ると1時30分
「こんな時間にどっかいいポイントがあるのかな?」
勝手な想像をして、またテントの中に入りましたがさすがに気になってもう一度テントからのぞくように見ました。
やはりその男性は歩いていました。
私は安心してまた、眠りにつきました。
朝日が出る時間になると私はカメラを持ちテントの外に出て、ファインダーをのぞきました。
何か違和感があります。
カメラを下ろし辺りを見回しました。
別におかしいところはありません。
バイクもテントもおかしいところはありません。
しかし何か違和感があるのです。
ふと昨夜のことを思い出すように考えました。
ここは山のほぼ頂上です。
見晴らしがよいと言っても草木がありそんな遠くが見えるはずもなく、リュックを担いだ男性はどこを歩いたのか?
ただわかっている事は、30分間ぐらいの間音がしてリュックを担いだ男性が見えた私は早々にその場を離れました。
山を下りて、店に入り朝食を注文しました。
とにかく温かいものを食べたかったのです
おばちゃんに昨夜のことを話しました。
「別に怖がることも何もないあの世へ行く道すがらじゃ」と笑顔で話してくれました。
私もその笑顔に安堵して朝食を美味しく頂きました。
数か月後またおばちゃんの店に行ったときお店は閉店していました。
近所の方の話によると数年前に事故で息子さんを亡くしていたそうです。
おばちゃんは病気で入院しているそうです。
私は「早く良くなってください」と手紙を残し、その場を立ち去りました。
もう約30年前の話ですが今でもはっきり男性の姿を覚えています。
しかしそれ以上に温かい朝食をごちそうしてくれたおばちゃんの笑顔が忘れられません
注意
※記事ご紹介している体験談を無断転載、無断引用したりする行為は禁止してます。
実際に山で幽霊の恐怖体験をした怖い話を人気ランキング10選ほどご紹介しましたが、もしかしたら、あなたも体験する時が来るかもしれないです。
最後に
本当に山で体験してしまった幽霊の怖い話を人気ランキング10選をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ここでお伝えした実話怪談ですが、今度は、あなたが山に行ったときに怪奇現象を実際に、経験してしまうこともあるかもしれません。
本当にどこで幽霊を目撃してしまうのか把握はできないので、仮に見えてしまっても知らない振りをすることが一番の対策になります。