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8、見えない住民 (パン屋 兵庫県 35歳 ラムネイカ様)
昭和町の雰囲気が大好きで知り合いの不動産屋さんと色々な物件を探していたのですが古民家なお店が多い分家も古いところが多くてなかなか見つかりませんでした。
そんな中目の前にスーパーと地下鉄の駅がある物件がありました。少し狭かったけど便利だしそこにしようと先ずはマンション名をネットで調べると一番に殺人事件が出てきました。
なんでも付き合ってる女性をベランダで白骨化させるまで放置していたそうです。
なんかそのニュースは聞いたことがあったのでまさか…と思いましたが現場の上の階だったので大丈夫かな、幽霊なんて気の持ちようだし何より便利で安かったので契約しました。
不動産屋さんも心的不快の苦情は受けてないとおっしゃっていたのもあります。近くに大型スーパーにドラッグストアに百均、コンビニまであるし、オシャレなカフェやレストランがあって最初は快適で楽しい一人暮らしを満喫していました。
その頃はコロナ前で夜は英会話に行ったりしてて寝るだけのために帰っていたんです。
でもコロナになってから私の会社でも週3日は自宅でリモートになりお店も自粛して家にいる時間が増えました。
何日かお家に引きこもり生活をしてるうちに床からカリカリという音がすることに気づきました。
ネズミかなぁと思い大家さんに連絡しました。
でもここの大家さん全く連絡がつかないことで不動産屋も困ってるくらいだったので仕方ないと思っていました。
ある日の夕暮れ下からものすごい物音がして、何かが倒れたり投げつけられるような音でした。
下の人もストレスが溜まってるのかな?と思っていたらそのときはやみました。
そしてまた暫くするとその音と共に男女の喧嘩というか一方的に女性が虐待されてるような声が聞こえました。
床下なので小さいですが確実に聞こえます。
関わりたくなくて数日放置師でしたがやはり見捨てられず不動産屋さんに連絡しました。
すると下の階は空き室だと言われました。
一応真下ではないかもしれなので調べてくれる事になったのですが下の階は事件があっただけに空き室が多くそのような人はいないと言われました。
それでも止まない虐待と苦痛の叫びに耐えれずコロナもあったので実家に帰りました。
本当にこんなことあるんだと初めて体験した出来事でした。
9、空き家の人影 (製造業 埼玉県 31歳 広様)
私が埼玉から引っ越して千葉県に移り住んだのはもう何年も前になります。
む住み慣れた故郷を離れて千葉県に来たばかりの頃は、いつも寂しい気持ちでいっぱいでしたが今では生活に追われてそんな寂しさも感じなくなっていました。
私が恐ろしい体験をしたのは近所にある空き家でした。
その空き家は3軒同じ作りの家が並んでいて、全てアパートのような形態で貸し出されています。
私が近所に移り住んだばかりの時は、活気もあり3軒とも家族連れが住んでいたのですがいつのまにか全て空き家になっていました。
原因は自殺した入居者がいて、3軒とも誰も寄り付かなくなってしまったそうです。
私も日中はその空き家のあたりを通りますが、夜は絶対に通らないようにしていました。
なぜかというとその空き家の前を通るといい知れないような暗い雰囲気と、人生が終わってしまうような暗い気持ちを感じるからです。
ある日のことでした。
仕事終わりにいつもどおり自転車で帰路に着いていると、ふっとあの空き家のことが気になりました。
いつもは避けていたのですが、その日は会社で嫌なことがありムシャクシャしていたので、怖がっているのがバカバカしく感じその空き家の前を通ると思いました。
時刻は19時前です。自転車で空き家の前をスッと通ると空き家の一つに人影がありました。
嘘だろ、と最初は思いましたが今は誰も住んでいないはずです。
ホームレスか泥棒かなと思いました。
しかしその人影はそのまま窓からスーッと出てきて近くの林に入って行ったのです。
私は無我夢中で家に帰りましたが、あれ以来2度とその空き家の前を通ってはいません。
10、アパートの怪奇音 (大学生 北海道網走市 20歳 にゃんこ丸様)
これは私が北海道の小さな学生寮に住んでいた時の話です。
そこは北海道の道東地域にある網走市の小さなアパートでした。
アパートと言っても下宿に近く、居住者はほとんどが近くの大学のが学生で、私もその一人でした。
2階建てのアパートは約20部屋あり、全て満室で、学生の活気にあふれた空間でした。
風呂とトイレ、調理場や洗濯機は教養で、各部屋はほとんどが6帖だったのですが、数部屋は8帖の少しゆとりのある設計でした。
少し家賃は上がるものの、6帖と8帖では住み心地も大きく異なるため、毎年争奪戦になっているとのこと。
そんな8帖のお部屋が1室、常に空室となっていることに気が付きました。
部屋の位置取りは2階のど真ん中であり、階段も近く、最も条件の良い部屋でした。
私は理由が気になりつつも、隣の部屋に住んでいました。
住んでからしばらくったある夜、トイレに起きたその時、廊下に出ると背後に気配を感じます。
最初は気のせいかと思いましたが、廊下をすすり歩く音、冷たい視線を常に感じながら用を足しました。
嫌な気分になりつつも、廊下に戻ると、私の部屋の隣にぼんやりと宙に浮いた人影が見えるではありませんか。
人の形に見えるだけで、姿や形ははっきりしていませんが、下を向いて気分を落としたような人影が部屋の前い浮いていました。
私は現実を受け入れたくありませんでしたが、部屋に戻らなければ極寒の北海道の冬の夜。
覚悟を決めて部屋に戻ろうとし、自分の部屋のドアノブに手をかけたその時、「君は大丈夫?」と声が聞こえました。
声が聞こえた事実に私は発狂し、部屋に戻ってからの記憶はありません。
後日、管理人に聞いてみると、過去に部屋で首つり自殺を行ったが学生がおり、それから部屋は閉め切っているとのこと。
私は言葉の意味を理解しました。
原因不明の空室があったとき、気にせず過ごしてしまうのは、危険かもしれません。
事故物件で体験した実話怪談を怖い順に10選ほど人気ランキングとしてご紹介しましたが、今度はあなたが幽霊を見てしまう出番かもしれませんね。
注意
※記事ご紹介している体験談を無断転載、無断引用したりする行為は禁止してます。
最後に
実話の事故物件で体験した幽霊に関する怖い話を人気ランキング10選ほどご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
住んでいる物件が怪奇現象が起こっていたとしたら考えるだけで、ゾッとすると思いますし安心して生活することは困難ですよね。
本当に自分が幽霊を見ないと言い切れませんし今度は、あなたが恐怖体験するかもしれないので、普段から注意しないとダメかも・・・。