4、動く謎の黒い影(事務員 広島県 32歳 はなこ様)

 

子供が小さいうちに家族旅行がしたくて山口県萩市にある老舗旅館に泊まることになりました。

 

口コミがとにかく良く悪い噂など全くなかったので、奮発してそこを選びました。

 

いざ宿泊してみると古くて汚いという訳ではなくて趣ある感じなのですが、何だか見られているような感覚を覚えました。

 

その旅館は近くの海で釣りが出来るということで主人はさっさと一人で釣りへ行ってしまいました。

 

仕方なく私と長男は旅館の中を探索することに。

 

その旅館には古いおもちゃや雛人形、鎧兜を展示しているスペースがあるのですが、とにかくそこがかなり嫌な雰囲気で背筋がゾクゾクする感覚がありすぐに部屋に戻りました。

 

その他にも露天風呂に一人で入っていると風呂桶が突然落ちたりと不思議なことが起こりました。

 

旦那に相談するも食事もお風呂も接客対応も完璧だったので大満足だったようで聞く耳を持つ訳もありませんでした。

 

そうするうちに寝る時間になってしまいました。

 

不安はあったものの旅の疲れからかすぐに眠りにつきました。しかし、夜中に突然誰かに見られている感覚を覚え目が覚めました。

 

すると、カバーをかけたはずの姿見がむき出しになっておりその中で黒い影がゴニョゴニョと動いていました。

 

あまりの恐怖に旦那をたたき起こし電気をつけてみましたが何も映っておらず呆れられてしまいました。

 

それでもその日は怖すぎて眠れなかったので嫌がる旦那をねじ伏せて電気をつけたまま眠りました。

 

次の日はチェックアウトを待たずに逃げるように帰りました。

 

5、部屋から聞こえる女の声(会社員 石川県 29歳 高橋様)

 

これは私が仕事で富山県のとあるビジネスホテルに泊まったきの話です。

 

安く済ませたためか、ホテルは少しひなびていてジメッとした印象でしたが、一晩過ごせればいい自分には十分でした。

 

その日仕事を終えた私はベッドに横になりウトウトしていました。

 

すると突然耳鳴りがして身体が重くなり、ピクリとも動けなくなりました。

 

「金縛りかぁ」

 

と私はのんびり思っていました。

 

というのも私は元々霊感など無く、疲れているとときどき金縛りに合うことがあったのです。

 

「出張で疲れていたのかな」

 

と思っていましたがその日は少し違っていました。

 

「ハァ…ハァ…」

 

という女性、それも若い女性のような息遣いが部屋の窓のあたりから聞こえます。

 

実際そのあたりを見ても誰もいません。

 

ですが何故かそこに「いる」とわかるのです。

 

これは何かやばいかもしれない。

 

私がそう思った直後、その声がすごいスピードで私の方に移動して来て、直後上からズンッと押しつけられるような感覚を覚えました。

 

うえに乗られた…!とその時思いました。ハァハァという息遣いは今は私の真上から聞こえます。

 

見えないけど、確かにここには何かいる、という確信がありました。

 

「このままだとやばい!」と直感的に思った私は、パニックの中とりあえず動かない手足をバタバタさせて抵抗しました。

 

しかしだんだんと胸のあたりが重くなり苦しくなってきます。

 

「もうやめて!」と思った直後、金縛りは突然ぷっつりと終わりました。

 

と同時にその声の主もいなくなったようでした。

 

翌朝チェックアウトを済ませて、もうそのホテルには行っていません。

 

6、アオザイを着た女性(管理職 長野県 45歳 丸尾ちゃん様)

 

若い時、アジア旅行が大好きでした。

 

特にベトナムは活気があるのと、古い建物がありベトナム戦争時を想像できるような風景がたくさんありました。

 

私はあまり霊感があるとは思えないのですが、旅先で一回だけ、恐怖体験をしたので、その時のお話です。

 

ベトナムのハノイに2泊4日の弾丸ツアーで行きました。

 

ベトナムはその前にホーチミンに行ったことがあり、雑貨や食事など気に入っていたので、友達と2人個人手配で行きました。

 

空港からホテルに空港でひろったタクシーで向かったのですが、言葉が通じず、本当にホテルにつくか少し心配でしたが、無事到着して安心しました。

 

ホテルはホアンキエム湖近くのヒルトン・ハノイ・オペラ。

 

目の前に歴史あるハノイオペラハウスがあり、眺めも良いお部屋でした。

 

夜ベッドで寝つくとドアのほうから白いアオザイを着た女性がすーっと入ってきました。

 

そして私の上にのってきています。

 

私は金縛りのような現象にあってしまいました。

 

そのアオザイの女性は夜じゅうドアを出たり入ったりしていたような気がします。

 

翌朝友達に、夜中何かなかったか聞きましたが、何もなかったようです。

 

単なる金縛り現象だったのか??

 

歴史ある建物の近くだったせいか?と思います。

 

またこのホテルの場所ではないですが、ハノイにはホアロー収容所という戦争の捕虜収容所があり、別名ハノイ・ヒルトンといわれる心霊スポットがあるようです。

 

ベトナムには戦争跡のものもたくさんあり、霊感の強い人は何か感じるかもしれません。

 

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